後継車

で、後継車なのですが、先代のデミオに。 他の候補車が現行車で高いか古くて10年超える中、年式と価格のバランスが丁度よかったのと、 なによりスタイルがかっこいい。

グレードはスポルトのCVT。4ATの13C/13Sと迷ったんですが装備的な所と出物の関係でスポルトになりました。

で、まだ一般道のみを100km程度乗っただけですが、ファーストインプレッションを。
ちなみにデミオについてたタイヤはNEXEN N'FERA SU1。ググった感じではコンフォート寄りの味付けみたいなのでそこらへんも色々影響してるかと。 ピアッツァで最後に履いてたタイヤはMARANGONI ZETA LINEAだったりするので余計に。

まず、今時の車なんで当たり前ながら、静かで楽!
低回転をキープするCVTのおかげで街中巡航ではエンジン音を意識する事はあまりないですし、乗り心地も予想よりいい。 前にレンタカーで乗った後期型13Cはリアの突き上げの安っぽさが気になりましたが、スポルトは45扁平ながらそれほどでもない。 それでいて収束しない嫌なふわふわ感もなく(同じくレンタカーで乗ったフィットはこれがひどかった)、これといった不満はなし。

ハンドルは電動パワステゆえなのかセルフセンタリングが弱すぎてステアリングインフォメーションと言う点ではイマイチ。
ピアッツァはこれが強めで「速度を出している・曲がっている」をハンドルが教えてくれる感じが街乗りレベルでの運転の楽しさに繋がっていたと思います。 もっともこれは轍などに影響されやすかったり、ちょっと速度上げた時の過度の緊張感(=疲れる)に繋がる部分もあって一長一短ではあるのですが。
このへんもうちょいショルダー立ったタイヤに変えればまた違うのかどうなのか。
それをのぞけばハンドル切ればマスを感じさせずに軽快に曲がってくれる感じはします。
ちなみにこの辺は同クラスだと現行スイフトがかなり良いらしく、実際最後まで選択肢のひとつだったのですが現行で年式が新し目になるので価格的にちょっとつらかった。

ブレーキは結構フィーリングが違うのでまだ慣れません。
ピアッツァはABSが標準装備になる以前の思いっきり踏まないと効かないブレーキだったので、今時の軽く踏んで効くブレーキとの違いが大きすぎるw。
ちょっぴり踏んだ領域はいいのですが、ピアッツァの感覚で踏むと途中から急激にブレーキ強くなる感じがするので思った以上のカックンブレーキに……。

アクセルもCVTとの組み合わせで似たところがあって慣れるまではちょっと気を使う部分。
あとなんかアクセルOFF時の速度の下がり方が一定しないのかなんなのか違和感。 心配はしていたのだけどもやっぱりCVTのスポルトより4ATの13Cにするべきだったか?と一瞬思う所だったり。 ただ、CVTは手軽に加速力が得られるので街中ではパワーの勝るピアッツァよりむしろキビキビと走れるので、ここもやっぱり一長一短ではありますね。
前述の通り巡航では低回転キープでおもしろみはないですが、CVTをSSモードにするとそこそこ回してくれるようになるので楽しめそうです。

内装はやや安っぽいというかシンプルというか。ただ、黒内装なんでシックとも言えるし、ゴテゴテと変な加飾されているのよりかはいい。
シートはホールド性は悪くないけどちょっと柔らかく、もうちょっと腰のあたりを……という感じがします。ただ、ピアッツァは純正レカロLXだったので、比べるのはやや可哀想ではあります。逆に後席はピアッツァと比べればたいていの車は天国ですw。ただし、後席倒した時にラゲッジがフラットにならないのはマイナス。 (もっともピアッツァがフラットになっていたのは4WD用フロア使ってたがゆえのたまたまなのですがw)

また、座った時のポジションはデミオのいい点というかデミオにした理由の一つ。 今まで乗ったコンパクトカーの中で助手席座った時の低さ感が一番しっくりきたんですよ。
特に運転席に関しては実はピアッツァが自分の体型に合わない部分があってボススペーサー使ったり、 ペダルがやや高い感じがあったりといまいちな部分があったのですが、デミオはそういうのはないです。 現行デミオはペダルの位置関係はさらによくなっているらしいですが。

デザインはやっぱりかっこいいですね。スイフトスポーツとかはちょっとやんちゃな感じがあるんだけど、デミオスポルトはそうでないさりげなさがいい。

あと運転してて感動したのはスポルトはロービームがプロジェクタータイプのHIDで明るい。まあピアッツァはレンズカットありですからね……。
オーディオもツィーターのついた6スピーカーで純正にしては悪くない(というかスポルトにした理由のひとつでもある)。 ただ、純正ナビがタッチパネルの感度が悪い上に、メニューの操作性がちょっといまいち。でもSDカードやBluetoothにも対応しているのは便利。
逆にサイドミラーのヒーターがないとか外気温計がないとか、時計はナビ見ないといけないとか細かい所で不便な所はあり。

総じてピアッツァはやっぱりスポーティーカーであったと思う反面、今時の普通の車は素で楽で良く出来ていると思った次第。 後悔はしない買い物になりそうです。

最後に自分用備忘録としてピアッツァ 181XE/S(JT221F)とデミオ スポルト(DE5FS)のスペック比較。

ピアッツァ 181XE/Sデミオ スポルト
全長×全幅×全高 4225×1695×1315mm 3895×1695×1475mm
ホイールベース 2450mm 2490mm
トレッド(前/後) 1430/1405mm 1465/1455mm
室内長×幅×高 1805×1365×1085mm 1815×1425×1220mm
車両重量 1160kg 1020kg
定員 4 5
総排気量 1809cc 1498cc
内径×行程 80.0mm×90.0mm 78.0mm×78.4mm
圧縮比 10.3 10.0
最高出力 150ps(110kW)/6400rpm 113ps(83kW)/6000rpm
最大トルク 17.5kg・m(171.6N・m)/5000rpm 14.2kg・m(139N・m)/4000rpm
燃料タンク容量 47L 41L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン 無鉛レギュラーガソリン
燃費 9.7km/L 19.2km/リットル
トランスミッション 4AT CVT
サスペンション形式(前) マクファーソンストラット マクファーソンストラット
サスペンション形式(後) マクファーソンストラット トーションビーム
ブレーキ形式(前) ベンチレーテッドディスク ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後) ディスク ドラム(リーディングトレーディング)
タイヤサイズ 205/50R15 195/45R16
最小回転半径 5.3m 4.9m

とりあえず、30cm以上短く、15cm以上背が高く、でもホイールベースは4cm長いし、トレッドも広いがタイヤは細く外径も小さい。
重量は1割以上軽いがパワーは2割減。