「神戸在住」

そんなわけで、神戸を後に。感慨深いが、改めて考えてみると意外と私の中での「神戸」の位置付けは微妙であったりするのだ。というのも私が神戸に来たのは中学生以降、しかも東灘区の私立通いだったから、家の周辺に関して言えば、地域密着度はかなり低いのである。っていうか実際、近所に友人いないし。だから、以前は正直、神戸にたいした愛着はないと思っていたんだけど、実は自分でも気がつかないところで心の中での神戸という土地のウェイトが大きくなってた。というのは、実家の近所はともかく、三宮・神戸から東灘にかけての街というのがなんだかんだいって「馴染みの街」になっていったから。しかし、それを強く感じたのが皮肉にも震災で、それで同時に妙な疎外感も感じるようになったりもするわけだけど、まーそれは前置きなので文字どおり置いといて(ぉ・・・本題に入ろう(爆)。

さて、切符を買いに三宮に出た時に本屋のコミックのコーナーによったら、「神戸の人も そうでない人も」という手書きのPOPと共に平積みされていたのが、「神戸在住」というマンガ。列車の中で読む物が欲しかった事もあって買ってしまった。奥付を見ると第1刷は去年の8月になっており、新刊と言うわけでもないらしい。それでも目立つところにPOP付で平積みになってたあたりはさすがは地元ってことやね(笑)。

さて、大ネタばれしない程度に感想。中でガイド的に神戸のいろんな場所が登場する。ただ、ミソはそれが神戸に住んでいる学生の主人公の生活の中で出てくる事。だからいかにも~な所や絵だけじゃない。そういう意味では遠くから観光で神戸に行こうって人より神戸や神戸周辺に住んでいる人の方が楽しめる内容なのかも。そして震災の話も。

1巻ってことはたぶん2巻も出るって事やね。だいぶ先だろうけど楽しみ。

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