モニタ脇のスピーカー。
以前のディスプレイボード導入により机から十数センチ程度上の位置になっていい感じだったんですが、
どうせなら耳の高さまで上げたいねーとずっと検討していました。
しかし、スペース的に限界ぎりぎりの設置をしているために適当なスピーカースタンドが入らない。
かといって木工工作やらコンクリブロックを塗装とかする気も起きないしなあと思っていましたが、
試しに5mm程度の厚紙で作られたNuAns NEO用カバーの梱包ケースをインシュレーターの下に敷いてみたところ、
あれ?軽くて剛性も高くない割に音が悪化しないな?
となったので、100均にあった黒の発泡スチロールレンガを試しにインシュレーターの下に設置してみることに。
軽い発泡スチロールはスピーカー台としては優れていない素材であることは承知の上ですが、まあ駄目だったとしても安いので対して痛くもありません。
……と思いつつ試したら、これが悪くなくてびっくり。
はっきりしない音になるんだろうなという予想に反して低音の輪郭がくっきりと。
ツイーターが耳の高さになった事で高音域が上がった事もあり、全体的にすっきりした音になりました。
曲により向き不向きはあるような気がしますが、解像度という点では間違いなくあがったのではないかと。
ニアフィールドで音量が控えめの環境なので、素材や重さより純粋に高さを上げて耳が近くなる事による効果が大きいのでしょうね。
スピーカー台の効果としてあげられる机からの反響音が減ることの効果ももちろんあるのでしょうし。
あとは発泡スチロールならではと思ったのが机やディスプレイボードに伝わる振動が明らかに減ったこと。
そもそも設置場所の剛性が高くない場合は制振より振動を遮断する方向というのもアリなのかもしれません。
車においても剛性は上げるだけではなく場合によっては下げてバランスを取る事も必要と聞きますし、
環境次第でアプローチも変わるもんだなあと思った次第。
(2023/01追記)
書くの忘れていましたがその後、
底面の摩擦の向上と共振・反射の抑制と外観の向上を兼ねて発泡スチロールブロックの周囲にパーマセルテープ(紙素材のテープ)を巻いて、
100均で買ったパズルボードの板をスピーカーの下に置きました。
さらに解像感が上がって良くなりました。下記はその後の姿。