少し前、前の記事のサウンドバー導入と同時期のお話。
以前からメインに使っていたEIZO FlexScan SX2262Wの前面のボタンが効かなかったり誤作動したりしていたのですが、
このディスプレイは純正ソフトで入力切替や色調調整ができるためさほど困ることがなく、そのまま使っていました。
最近になってまる1日ソフトでの入力切替すら出来ないという事態が発生し、
3ヶ月前ほどからテレワークで仕事用のノートパソコンと入力を切り替えつつ使っていたので、
これはちょっと困るぞと急遽新しいディスプレイを買う事に。
ちなみにSX2262W。ColorEdgeではなくFlexScanを名乗るモデルではありますが、
dobe RGBカバー率95%に10bit入力12bitLUT、デジタルユニフォミティ補正回路(輝度ムラ補正)まで搭載という
ハードウェアキャリブレーションに対応していない以外は当時のColorEdge級の性能を持ったディスプレイ。
で問題が
これに相当するクラスの後継機がない。
まあ22インチWUXGA以上なんてモニタがないのは仕方ない。
で、普通は10bit入力とか輝度ムラ補正とかいらないですからね。
それがいる人はハードウェアキャリブレーション対応を求めるわけで。
で、ハードウェアキャリブレーション対応となるとお値段がぐんと上がる。
EIZOで一番安いCS2410は5万円台でSX2262Wとほぼ同価格。
12年前の同解像度のモニタと同価格というだけでもあれですが、CS2410はsRGB色域で8bit入力とこの辺のスペックに関してはSX2262Wに劣っています。
あとはBenQのSW240も同価格帯でこちらはAdobe RGB 99%カバーの10bit入力ですが、デジタルユニフォミティ補正はないらしい。
またこの辺のモニタの主流は27インチに移行しているのか、
USB Type C接続などはEIZOやBenQでは24インチモデルにはなく27インチモデルにしかない様子。
27インチだと解像度もWQHDや4Kに上がって性能面では良いのですが、お値段も安いBenQ SW270Cで11万円台、ColorEdge CS2731で14万円台と大幅アップ。
(しかもWQHDはPS4やPS5で対応してないらしいのでゲーム機と繋ぐ場合には微妙な解像度だったりする)
しかも、メインディスプレイの左右にブックシェルフスピーカーを配置していることもあり、
27インチになると今の机ではデュアルディスプレイができなくなる。
さらにモニタの中央に座れない。つまり左右のスピーカーの中心に座れないという難点も。
やっぱり27インチは今の机配置だと大きすぎるし、
なにより車検も控えているし、サウンドバーも欲しいしで
24インチで価格を抑える方向で……と思ったら、
CS2410もSW240もヨドバシに在庫がなかった。
とにかくないことには仕事に支障を来すので、在庫がある中からということで結局EIZO ColorEdge CS2420-Zに。
こちらは24インチWUXGAでAdobe RGB 99%カバーの10bit入力で当然デジタルユニフォミティ補正回路あり。
値段も10万弱と27インチクラスと較べると正直コスパ的にどうなの感はありますが、
安心のEIZO様だし、前述の24インチの2機種と比べるとスペック的に前のSX2262Wに劣っている所がないという点は良い点です。
でサブディスプレイとして使用していた最古参のEIZO L567を引退させ、
SW2262Wを変わりに縦位置でサブとして使用(標準スタンドで縦位置可能!)するという構成に。
で、実際しばらく使ってですが、解像度が変わらないままサイズが大きくなったので、老眼の眼には少しやさしいような、でも上が高くなりすぎてややみづらいような。
またSW2262Wは経年変化で青がやや出なくなっていたのが、当然ながらちゃんと出るようになったのは買ってよかった点でしょう。
また、さすがColorEdge便利!って思った機能もあります。
ColorEdgeの標準ソフトのColorNavigator、ディスプレイでカラーモードを切り替えると
Windowsのカラープロファイルを自動的に切り替えてくれるのです。
これは便利でカラーマネージメント未対応のソフト使う際はsRGB、写真鑑賞はAdebeRGBといった使い分けをする時に楽で便利。