携帯電話

今月から首都圏JRをはじめとする各線で携帯電話マナーが変更になってます。「優先座席周辺では電源off、それ以外ではマナーモードで通話はだめ。」というものです。各社いろいろ試行錯誤してたようですが、まあ現実的なところに落ち着いたってところでしょうか。それでもどれほど実践されるかは怪しいですが・・・。

携帯電話と比べるとはるかに出力の弱いPHSですらアンプの真横(まあほんとに真横の時ですが)に置いておくと着信時に相当なノイズがアンプに接続されたスピーカーからしますから、ペースメーカー等への影響というのはクリティカルで無視できない問題でしょう。というわけで電源offというのはわかります(ちなみに今でも朝ラッシュでぎゅうぎゅうづめの時は極力電源は切るようにしてます・・・よく忘れるのがダメポですが・・・)。あと、真横でいきなり大音量で呼出音がなるとやっぱびっくりしますし、マナーモードもしといて欲しいと思います(これまた使ってる立場からすると心がけてても忘れがちなのですが・・・)。

さて、微妙なのは通話です。「電車の中で喋れなくて何のための携帯電話か。」というのが海外の方が日本に来ての疑問のひとつ(らしい)というのをどっかで読んだような。海外の主だったところでは電車の中での携帯電話の使用にマイナスイメージはなく、当然禁止されていないようです。普通のおしゃべりも制約される授業や会議中とか図書館とかいうならまだしも、そうでもない電車で普通のおしゃべりは何も言われず、携帯での通話は禁止というのは理屈で考えるとちょっと不思議です。

では、普通のおしゃべりと携帯でのおしゃべりは何が違うのかと考えると、まず思いつくのは「大声でどなりちらす人が多い」って事でしょうか。近頃は減ったような気がしますが。やっぱりいます。電波が悪かったり、回りの騒音がうるさかったりで相手の声が聞こえにくいとついつい声も大きくなる。まあ、大きいだけならまだいいですが、おまけにわざわざ携帯にかかってくる仕事の電話にはろくなのがなかったりしますから、語気も荒くなる。そうでなくても相手の顔が見えないせいか、電話だと人が変わる人っていません?。実際、(1年前くらいのものですが)ある調査では車内で気になる他人の行為のトップが「大声の会話」で実に8割の人が上げてたそうです。

ところが前述の調査では「携帯電話での会話」も6割で「着信音」よりむしろ少し高かったそうです。もちろんこの中には「寝てんだから携帯であろうとなかろうと静かにしてくれ。」という人もいるでしょうけど、やっぱり携帯電話での会話にはなにかあるようです。思うには「会話の内容が読めない」とこにあるんではなかろうかと。携帯だと普通のおしゃべりと違って相手の喋ってることはまわりには聞こえませんからねぇ。普通の会話だとなんだかんだいって聞き耳立てたりしてません?もちろん、単なる出歯亀根性だけではなく、そろそろ声が大きくなりそうだなぁとか身構えることもできますし。その内容なら笑っちゃうのも仕方ないと許すこともできると。しかし、携帯だとそれができないからわけのわからない会話を断片的に聞かされるとというのが不愉快だと・・・そんなところではないのだろうかとふと考えてみる。日本人の性質なのかひどいラッシュがそれを増幅してるのかはわからないけど。あ、あくまで勝手な推測ですし、そういう要素もありゃしないかなぁとふと思っただけですけど。

ちなみにその調査では空いてる電車の中で電話がかかってきたら?の質問に4割の人が「通話する」と答えてます。混んでても15%近くの人は通話すると答えたそうで。まあ、実情はこんなもんか・・・。

コメント

コメントを書く