トイカメラ
とある写真雑誌の特集がトイカメラで、 しかも付録に組み立て式のピンホールカメラがついてたので衝動買い。
トイカメラの特集といっても安くて質感もないけど 味のある描写をしたり特徴的な機能のあるカメラって感じの特集で、 趣味性の高いものばかり出てくるわけですが、 くっきりはっきり写るだけが写真じゃねーぞという点ではおもしろい特集ではないかと。 でも、写真でも絵でもそうですが、なかなか難しいんですよねぇ。
そして気になったのがあるコラム。 奇抜な発想で「他人を出し抜いて」驚きを与える写真、 美しいものを美しく写してその美しさを讃える写真、 それらはそれはそれでいい事なんだけどもそれだけじゃ物足りない 「きれいだね。だから何なの?」といった感じのお話。
相手がきれいであろうとかわいかろうと、 それをきれいにかわいく撮るだけでは それは所詮「記録」に過ぎないっていう事。 たぶん、絵とかも一緒で、 上手いんだけど琴線に響かない絵というのは 少なくとも自分にとってきれい以上の何かが感じられない絵なんだろうなぁ。 ・・・などとぼんやりと前から考えていた事ですが はっきりと文章でみせられてどっか目からうろこが落ちた気分になりました。
もっともきれいなものをきれいに撮る、 かわいいものをかわいく撮るというだけでも 私のような未熟者には大変なのですけどね。
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