EOS 7D雑感

ストラップ変えました

なんか写真と絵しか上げてないやんという気もしたので、たまには雑記。 いやまあ、どうでもいい事はTwitterで事が済んでしまうので(汗。
そんなわけで、まあそんなに使い込んでいるわけでもありませんが、そろそろ2ヶ月ということで7Dの感想。

今のところ、主なセッティングとしては、
・高感度時のノイズ低減OFF
・ALO/高輝度側・階調優先共にOFF
・AIサーボ時の被写体追従敏感度-1(たまに-2)
・AIサーボ時の測距点選択特性:測距連続性優先
・AF測距不能時のレンズ動作:サーチ駆動しない
といったところでしょうか。 AFモードは動き物撮影時はAIサーボ+19点自動or1点or領域拡大。 それ以外はONE SHOT+1点orスポット1点。

あとはストラップをネックストラップ L4に交換。 7D標準も滑りにくさという点ではいいんですけど、 ちょっぴり派手なのと手に巻きつけたりするのにやわらかさが足りないかなぁと。 どうせだったら、高いんだから昔あったジェントルストラップみたいな作りにしてくれればいいのに (さすがにKissDNではプリントだったロゴは刺繍でしたが)。
ネックストラップ L4はEOS-1D系の標準添付品と同じものらしく、 L4のDigitalロゴなし版のL3を昔A-1を中古で購入した際に店員さんにつけてもらって以来お気に入りで、 KissDNでもL4つけてました。やや細身でやわらかいので、右手に巻きつけたり、 かばんに収納する際に使い勝手がいいんですよね (重量級レンズ常用する人は幅広の標準の方がいいかもですが)。
リモートコードとバッテリーグリップは買おうと思いつつもまだ買えず。


さて、使い勝手ですが、 さすがは最新の中級機、KissDNと比べるとあらゆる点でアドバンテージを感じます。
飛行機撮影ではサーボAFの追従性や暗いレンズでのAF性能、連写速度やトリミング耐性にずいぶん助けられましたし、 夜間の鉄道撮影でもISO3200が使えてAFもかなりちゃんと動くので大助かりです。
ライブビューも構図の自由度もさることながらリアテレコンつけてF8とかいう状況でもAFが確実に効くのは大きい。
そしてなにより、これらの機能へのアクセスがしやすいインターフェイス。

巷で話題の高画素化の弊害についても以前実験した通り、 SIGMA 17-70mmF2.8-4.5DC MACROあたりの高くないレンズでも 少なくとも中心部についてはピクセルあたり画質を維持してますし、 感度的にも高感度時のノイズ低減OFFでも感度1段分のアドバンテージはあると言っていいです。 ダイナミックレンジについては厳密には検証してませんが、 JPEGで標準のコントラストで使う分には今のところ特に問題を感じていません。

ただ一部のレビュー記事で書いている方がいますが、 ピントあっているところからアウトフォーカス部への描写や、 陽炎でゆらめく部分の描写等であれ?って思うことはあります。 まあ、この辺はベイヤー配列ゆえローパスフィルタ&シャープネス処理に起因するところ。 もう少し用途別にパラメータの追い込みが必要かもしれません。
標準あるいはそれにプラスしたシャープネスで1800万画素の精細な解像感を活かすという方向もあれば、 敢えて解像感は800万画素機あたりと同等あればよいと割り切ってシャープネスを控えめにして、 よりデジタル臭さの少ない自然な解像感を得るという方向性もありだと思います。
ちなみにKissDNの時はシャープネス強め(パラメータ1)だと、エッジがデジタル臭くなりすぎてた感があったのですが、 7Dではそこに関しては高解像度のせいかシャープネスを標準よりちょっと強めにかけても、 エッジ自体であれっ?とは思わず、前述の通りつなぎの部分で違和感を感じるのに留まります。

ここは根拠のない完全な個人的な推測になりますけど、 高画素化の弊害云々で言われる議論の一部には 単純にCanon(あるいはDIGIC4)のデジタル処理の 下手さによる所があるような気がします。 今まで、画素数・高感度特性ともに素性の優れたCMOSセンサを持っていたがゆえに 一眼レフレベルの画質におけるデジタル処理によるノイズ低減や解像感の「作り方」について、 ノウハウが足りていないんじゃないかと。 まあ、雑誌等の情報見てる限りという話になりますが、Nikon機はそのへん見せ方が上手いなぁと。 (早い話、もしCanonがNikonが使っているのと同じセンサ特性の1200万画素機をDIGIC4で作ったとしてNikon程の画が果たして出せるのかどうか・・・)
個人的に技術屋的感情としては情報補完系のデジタル処理にはあまり頼って欲しくないのですが、 それ言い出すとベイヤー配列自体がデジタル処理前提だし、 Nikonの画像処理でのノイズ低減が一定の評価を受けたからこその、 Canonの方針転換(どこかのインタビュー記事でCanonの人が言ってましたね・・)なので。
理論と実用とのバランスは難しいのですよ。

・・・さて、話が脱線したので戻します。えっと不満点の話。

全押し時にクリック感のないシャッターボタンはKissDNから乗り換えて戸惑ったもののひとつ。 静かに押せる(ブレにも効果がある?)のはメリットですし、 KissDNのペコンってシャッターは質感がないとも言えるのですが、やはりちょっと慣れが必要。 あと、シャッター関係だと、ドライブモードのLをNikonみたいに可変速にするか、 HとLの間に秒間5コマくらいのモードが欲しかったところ。
(あのストロークのあるシャッターを生かして、箱○のRT・LTボタンのようなアナログタイプにして、 コマ数可変にするモードをつけるとおもしろいかも・・・というのは閑話休題)

電源レバーについても、KissDNは構えた状態で電源ON出来たのですが、 7Dは片手を離す必要があり、ちょっと使いづらさを感じたところ。 もっとも右側は液晶が鎮座している以上、仕方ないのですが。 50Dのダイヤルロック併用式も操作しづらい所ありますし。
逆に液晶脇のMENUボタン類は、50Dの液晶下やKissX3の上・右分散ではなくて、 KissDN同様の左側配置なので違和感なく操作可能。

KissDNに比べて重い・でかいは仕方のないところ。 このクラスにもなるとレンズとのバランス考えると小さくて軽ければいいともいいきれないですしね。 機動力重視の時のためにKissDNもいつでも動かせるようにはしていますが(というか上の写真はKissDNで撮影)、 今のところ、外出時はすべて7Dで間に合っています。まあ、本音を言えば7Dとは別にKissX3も欲しかったりするのだけども。

まあ、全体的には7Dはいい機械です。 少なくとも新機種で出るまでは後悔することもないはず。 新機種出たにしても位相差AFについてはしばらく大きな飛躍はないでしょうし。
今までメインで使ってきたCanon一眼レフ(AE-1・A-1・EOS Kiss Digital N)は、 どれもお気に入りになりましたが、今回の7Dも十分にその可能性はあると思っています。

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