10選として振り返るLTP
アイドルマスターミリオンライブの最初のCDシリーズとして登場した「LA001.THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE」シリーズ(以下LTP)。 最後に発売されたLTP13も聞き慣れてきた所で10選というカタチで個人的にLTPを振り返って見たいなーという唐突なお話。
- 01.Precious Grain (最上静香) / LTP02
- 個人的にミリオンライブを代表する曲といえばこの曲。
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ミリオンライブ最大の奇跡……というと言い過ぎですが、
最上静香というキャラに田所あずささんという声優がつき、
その歌唱力を活かせるだけのこの曲をあてがうことができ、
その曲がLTP02という実質的なシリーズの最初に持って来られたことは、
ミリオンライブにおける「歌」というコンテンツにとって非常に幸せだったのではないかと思います。
なにしろ、田所さんが不調で聴いてみてもそれが感じ取れたミリオン1stですら圧倒的だった。 - でもこの「最上静香とPrecious Grain」が圧倒的すぎるという所は、 自分にとっては、ミリオンの楽曲を消化する上においての今後の課題なんじゃないかなーと思っています。
- 02.Be My Boy (百瀬莉緒) / LTP05
- LTPは発売元がランティスであるせいもあるのか、 なんとなく今までのコロムビア系の楽曲とは何か雰囲気が違う感じがしています。 どちらかというフロンティアワークス系に近い感じ。
- それが良いか悪いかという話ですが、自分としては全体的に「物足りなさ」を感じているのが正直な所です。 別に変わるのが悪いとは思わないのですが、何かが物足りない。LTP聴いた後にCINDERELLA MASTER聴くとホッとしてしまう自分がいる。 その原因は何か?と言われても音楽に疎い自分にははっきりとは答えられないんですけどね。
- でもこの曲は「今までとはちょっと雰囲気が違う」LTPの良さが出た曲だと思います。 そういう意味では「Precious Grain」とは違う意味で自分にとってLTPというシリーズを代表する曲である……と言えます。
- 03.FIND YOUR WIND! (北上麗花) / LTP06
- 以前、LTPイベントの感想で中の人に対して「平田さんを彷彿とさせる」と書きましたが、 田所さん程のライブでの安定感こそ感じないものの、声の伸びの気持ちよさが素晴らしい曲です。
- 前で「最上静香とPrecious Grain」が圧倒的過ぎると書きましたが、 この曲が大きなイベントではまだ来てないのもひとつの要因かなと。
- もっとライブで歌われて欲しい。もっとみんなにライブで聴いて欲しい。そんな曲です。
- 04.dear... (馬場このみ) / LTP13
- このみさん、また予想以上にガチ大人な感じで来たな……と。 それが良いか悪いかはおいておいてこの曲はすごく好きです。
- ……で、調べてみたら作曲・編曲が「Be My Boy」と同じ人ですごく納得。 大人な曲調もさることながら、音にメリハリ効いててボーカルが落ち着いて聞ける感じがします。
- 05.スマイルいちばん (佐竹美奈子) / LTP09
- さて曲の話とはずれますが、アイマスにおける所謂赤組というカテゴリーがあります。
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春香、愛、卯月、そしてミリオンでは未来。特にミリオンにおける未来はミリオンにおける春香の位置付けである旨の発言があります。
でも、実は春香以外のイメージカラーは赤じゃなくてちょっとピンク入っているんですよね。
もちろん、彼女達は春香である必要はないし、むしろ違っているべきなのだけども、 その違いの方向性はなんというか自分の中で違和感として残っていたりして、 その点、千早とは違うんだけども間違いなく青組だと言える凛や静香とは何かが違うんだよなと。 -
で、あえてそういう「背負わされたもの」や「与えられた属性」とか行ったものを除いて、
「ファンからみたアイドル」としてのキャラを見てみると実は美奈子が自分にとって凄く春香的なんです。
料理や長電話といった部分、前向きな部分、健康的な色気があってそれでいて派手ではない。
そしてこの曲はそんな美奈子を表現出来ているんです。歌声もそうであるし、曲調もそうだし、歌詞もそうだし。 - 正統派アイドルとしての美奈子、それが見えるこの曲は好きです。
- 06.Blue Symphony (如月千早、北沢志保、田中琴葉、所恵美) / LTP04
- 実はライブで印象のがらっと変わった曲。
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CDで聴いた時は「なんかI'veっぽい雰囲気があるなー」という印象でした。
この「I'veっぽい」というのは単純に自分があまり音楽聴いてないゆえにそれしかしらない(I'veは一時期はまってた)ゆえの例えではあるのですが、 なんだかLTP全体的にそういう印象が多く、この曲もそういう印象を持った中のひとつでした。
でも、ライブで聴くとすごく「最近のアイドルソング」感がするんですよ。これはびっくり。 765ASに比べると声質がまとまり気味(ちなみにシンデレラほどではないw)なのもライブでは気にならない。
ライブで聴く「Blue Symphony」はミリオンの複数人曲では一番好きと言っていいですね。 - LTPシリーズって中の人は実力ある人多いのにCDで聴くとボーカルがなんかパッとしなくて、 Mixがいけてないんじゃっていう疑問は前からあるんですが改めてそれを感じた曲。
- 07.恋心マスカレード (二階堂千鶴) / LTP12
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仮面セレブらしからぬガチ路線……というのはさておき、
なぜか気に入ってしまったのは編曲が「らしい」からでしょうか。
あんまり音楽に詳しくないのでここらへんを論理的・具体的に指摘することは出来ないのだけども、 おっホイ的な音なんだと思います。 - 08.追憶のサンドグラス (星井美希) / LTP06
- 765AS組からはこの曲。
- Precious Grain同様になんというか進行に生き急ぎ感のある曲ですが、 悲壮感のある叫びのサビは美希らしい。
- 09.チョー↑元気Show☆アイドルch@ng! (松田亜利沙)/ LTP09
- とりあえず電波曲系から1曲選ぼうという事でこの曲。
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もっともこの曲、ライブ向けかと思いきやコーラスとか案外間が悪かったり、
なんというか詰めが甘い感じもする曲だったりします。
(というかシンデレラの「あんずのうた」が強力過ぎるという話は否定出来ないw) -
シンデレラほど攻めてないミリオン的な立ち位置としては「フェスタ・イルミネーション」の方が「らしいのかな」とは思いますし、
曲としてのまとまりも感じるのですが、それでもなんだかんだで個性派の多いシアター組。
攻めた個性的な曲も増えてほしいよねという期待も込めてこちらを。
最初に10選といいつつ9選になってしまいました。 良曲自体は他にも多くあるのですが、キリのいい感じだとこのへんということで。
実のところ、まだランティスににおけるアイマス楽曲の将来については、
やはり今までと「変わる」事に対する個人的な不安はないと言っては嘘になります。
自分が好きだったアーティストが移籍等の契機で微妙に音楽が変わってしまって、
それを契機に疎遠になってしまった……というのは何度かあったわけで、
これがそうではないと言えるのにはもう少し時間がかかると思います。
ただ同時に次のLIVE THE@TER HARMONYシリーズに対する期待もあります。 「2周目」にランティスが、ミリオンが何を聴かせてくれるのか。楽しみにしています。
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