個人的アイマスソシャゲ(女性アイドル)の所感

先日ASとデレを以前ちょっとかじっていた友人に「アイマス色々あるけど何が違うんかわからん」みたいな事を言われたわけですが、 言われてみればとっさに言語化出来ないなというわけで、デレステ・ミリシタ・シャニマスの3つのソシャゲについてちょっと書いてみようかというエントリです。

客観的かつより有用な比較は他にもありそうなので、あえて主観バリバリで書こうと思うのでその点はご了承の程を。


アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ

概要
通称デレステ。「シンデレラガールズ(デレ、シンデレラ)」ブランドの1ゲームとなります。
ゲームシステム
ノーツが上から降ってくるリズムゲーム。
iOS、Androidの他、PCやMacでもプレイ可能だが、PC/Macはキーボードでのプレイになるので真面目に遊ぶ分にはどうなんだろう感はしないでもない。(後述の放置編成使う分には特に問題ない)
前述の通りのリズムゲーではあるが、オートLIVEチケットを使ってオートでリズムゲーを行う事が可能な他、 放置編成と呼ばれる編成を組めば手放しでリズムゲーをある程度クリアする事も可能。 (ただしデレステのオートLIVEは制約が多いため基本は放置編成を組みたい所)
また、営業やプロデュース方針といったシステムを駆使すればリズムゲーなしでもある程度イベント進めることが出来ます。
逆に言うとガシャを回して放置編成が組めるようになるまではちょっと面倒。
LIVEと呼ばれるリズムゲー画面(MVと呼ばれる鑑賞モードもある)は大きく分けて3Dと2Dがあり、3Dでは3Dキャラが踊る。2Dでもモードによりぷちきゃらが踊る演出があり、曲によっては結構本格的な演出となります。
アイドル
190名(だったはず。一部コラボのアイドル除く)。アイドルはキュート(Cu)、クール(Co)、パッション(Pa)のどれかの属性に分類されます。
アイマス恒例の信号機ユニットは島村卯月、渋谷凛、本田未央の3人によるニュージェネレーションズで事務員は千川ちひろ。
とになくこのアイドルの多さがシンデレラガールズの最大の特徴と言ってよいでしょう。
そのメリットとしてはその人数ゆえの個性のバリエーションの幅広さ。 年齢で見ても9~31歳の幅があり、20歳以上に限ったとしても44人、12歳以下に限ったとしても15人もいるというのは数の暴力といって差し支えないでしょう。
反面デメリットとしては、その人数故に声がついているのが約半数に限られる事。 特にリズムゲーであるデレステでは曲とセットのイベントが多いため、 声の有無で露出に差が出ることでキャラの掘り下げにもキャラで差が出る傾向にあります。
楽曲
シンデレラガールズとしては10年を超え、デレステではイベント連携の新曲があることもあり、300曲以上の曲が出ているらしいです。
CDレーベルがコロムビアという事もあるのか楽曲のクオリティーは安定している印象です。
中でも「おんなの道は星の道」の弦哲也さんや、「ヒーローヴァーサスレイナンジョー」の渡辺宙明さんで、 ガチ巨匠を連れてきたのにはびっくりでした。
また、jewelries!シリーズやコラボイベント等でカバー曲が数多くあるのもミリオン・シャニと比較してのシンデレラの特徴。
声付きのアイドルに限っても人数が多いこともあり、ソロ曲は一部を除いて各アイドル1~2曲。 ユニットについてもデレステは基本イベントごとにユニットが組まれるため、複数曲を持つユニットはトライアドプリムス等一部に限られます。
また周年曲などの全体曲についてもさすがに声付き全員歌唱というわけにはいかないのはシンデレラ特有の事情。
配信については、サブスクはアニメ曲を中心にフルがありますが、デレステ曲はGAMEバージョン(ショートバージョン)というスタンスのようです。
前述の通りコロムビアでバンナムグループではないので、楽曲だけで収益を安定させなければいけないあたりが影響していそうです。 (さらには実際楽曲にお金もかけていそうだし)

アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ

概要
通称ミリシタ。「ミリオンライブ! (ミリ)」ブランドの1ゲームとなります。
ゲームシステム
デレステ同様のノーツが上から降ってくるリズムゲーム。
こちらはiOS、Androidのみ。
こちらもオートLIVEチケットを使ってオートでリズムゲーを行う事が可能。 放置編成はないもののオートLIVEの制約が少ないため、こちらもカード報酬入手程度であればほぼオートLIVEでイベントを進めることが可能です。 (ただし、オートLIVEをするためにはその曲の該当難易度を1回手動でクリアする必要がある)
リズムゲー画面(MVあり)は3Dと2Dがありますが、こちらの2Dは静止画のみ。3Dライブでは一部楽曲に13人ライブ・39人ライブまで実装されています。
アイドル
765AS(765PRO ALLSTARS)と呼ばれるコンシューマーからの13人と通称シアター組(MILLIONSTARS)の39人(うち2人はミリシタからの追加)の合計52人。
プリンセス(Pr)、フェアリー(Fa)、エンジェル(An)の3属性。ちなみにGREE版ミリオンライブ!ではボーカル(Vo)/ダンス(Da)/ビジュアル(Vi)の3属性でした。
シアター組の信号機ユニットは春日未来、最上静香、伊吹翼の3人によるストロベリーポップムーン。(765ASは天海春香、如月千早、星井美希)
先輩格の765ASとの対比のためか、デレ・シャニの信号機が高校生なのに対してミリオンの信号機は中学生となっています。
事務員は青羽美咲。コンシューマーやGREE版ミリオンライブ!からの音無小鳥も相変わらず登場。
765ASのアイドルについてもPr/Fa/Anのどれかの属性が割り当てられていますが、衣装・楽曲等においては765ASは別枠で765AS/Pr/Fa/Anの4分割となることも多々あります。
また52人全員に声がついています。
シアター組に関してはシンデレラガールズの成功を見てのスタートだったせいか、人数こそ少ないものの個性派揃い。
ただ、ミリオンについては好き嫌いの分かれる個性のつけ方がされているキャラが多い印象。
コンシューマーはそういった所を成長させていくのが醍醐味みたいな所がありますが、 ソシャゲの場合はエンディングがなく、そうそうキャラを成長させる事もできないため、どうなの?と思う所もないでもありません。 (例えば美奈子の好みの男性のタイプを太った人と体型で明言しているあたり)
ただその分、好みにはまればはまるのではないでしょうか。
またシンデレラとくらべて人数が少ない分、どのキャラについても掘り下げについては比較的深いのはメリット。最近ではアイドルの家族への言及も増えています。
キャスティング投票企画等もあるとはいえ、イベント等でも各キャラ比較的まんべんなく露出がある印象です。
楽曲
こちらも楽曲は300曲以上。
リズムゲーなのでゲームイベント連携のユニット曲が多数あるのはデレステ同様ですが、 その中でもソロ曲が比較的多く用意されていることはミリオンの特徴で、GREE版からのシアター組については現時点で各アイドル4曲が用意されています。 (シンデレラより歴史が短いのに曲数が近いのはソロ曲の多さが一因)
ミリシタのイベント曲については劇中劇の形式を取るイベントが多い事もあり、 アイドル個人のイメージにとらわれないシチュエーションの大きな振り幅あるのが特徴。
ただ特に初期のソロ曲に関してはキャラを曲に上手く昇華できている曲と出来ていない曲の差が激しい感じ。 オケやマスタリングについても、全体的にもうひとつ手間がかかってない印象を個人的には持っています。
まあ、特にソロ曲シリーズともなると一シリーズで50曲以上作らなきゃいけないわけなので仕方がないのは想像出来る所です。
反面、リリースが速いのはシンデレラに対して優位な点で、さらにハイレゾがCDと同時リリースなのは個人的に嬉しい所。 (デレステも最近イベント曲の配信についてはリリース早くなりましたが)
またレーベルがランティスでバンナムグループな事もあってか、サブスクもフル尺配信となっています。

アイドルマスター シャイニーカラーズ

概要
通称シャニマス。「シャイニーカラーズ(シャニ)」ブランドの1ゲームとなります。
ゲームシステム
今回紹介する3ゲームの中では一番新しくかつ、唯一の非リズムゲーム。
大きく分けると決められた期間(ターン数)の中で、 複数の種類があるレッスン・営業・ライブを選択することでパラメータを上げていき、最終的に目標ライブをクリアする事を目指すプロデュースと、 プロデュースで育成したフェスアイドルを編成して対戦するフェスの2つに分かれます。
ブラウザゲームなのでPCも含め通常のWebブラウザでプレイが可能ですが、iOS、Androidでは専用アプリがリリースされています。
ブラウザゲームということで3Dキャラが踊るMVはありませんが、その代わりにイベントやカード(アイドル)のシナリオに力が入っているのが特徴。
ユニット毎にシナリオライターが決まっているらしく、ユニットによってシナリオの個性も異なるのでシナリオの好みで好きなユニットを決めるのも一つ。 シナリオによっては古のギャルゲー的な香りもしたりします。
ちなみにゲームシステム上、カードはプロデュースアイドルとサポートアイドルに分かれており、 シナリオとしてはプロデュースアイドルがアイドル個人中心のストーリー、サポートアイドルはユニット中心のストーリーのコミュになっています。
反面、カードシナリオに情報が多いため、担当のガシャを回すのが強いられがちな点はデメリット(まあコミュ動画サイトに上がっていたりもしますが)。
そのガシャについては毎日やっていればかなり無償石が貯まるため、無課金でも結構回せてずっとやっていればイベントSSRと合わせて戦力もそれなりに整いますが、 代わりにピックアップの確率が低いため、お目当ての期間限定アイドルを引こうとすると大変という印象。
シャニマスは他の2ゲームと異なり、凸による性能差が大きくしかも最大4凸のため、前述のフェスで強いアイドルを育成しようとなると大変(一応凸アイテムもありますが)。
もっともイラストやシナリオは凸による変化はありませんので、フェスは廃課金の巣窟と認識し深く考えないのが精神衛生上良いと思います。
アイドル
総勢25人で全員に声がついています。他の2つと異なり基本的には固定ユニットとなっておりユニットは7ユニット存在。
アイドル固有の属性はないが信号機ユニット存在しており、櫻木真乃、風野灯織、八宮めぐるによるイルミネーションスターズがこれに該当します。
事務員は七草はづき。
各アイドルについてはやはり個性的な面々は揃っていますが、他の2ブランドと比較するとやや控えめかもしれない。
人数の少なさと前述するシナリオの充実さから歴史が浅さの割にキャラの掘り下げは深く、 また固定ユニットということでユニット自体にそれぞれ個性が与えられている他、 各アイドルにそのユニット内での立ち位置が存在するのは他の2ブランドと比較すると特徴だと思います。
さらにはソシャゲでありながらも前述の6種類あるプロデュースのシナリオ中でアイドルの成長と変化が描かれる事から、 初見のイメージが良くないアイドルもその後変化する可能性は比較的高いかもしれません。
楽曲
他の2ブランドと比較すると歴史の浅さと非リズムゲーという特性もあり、楽曲については現在100曲を少し超えたあたり。
基本的には全体曲と固定ユニットによる曲が中心で、ユニット曲についてはユニット毎に明確にコンセプトが与えられているのが特徴で、 その点では実際のアーティストに近いのかもしれません。
またCOLORFUL FE@THERSというソロ曲シリーズも発売されたためその後に登場したシーズの2人以外はソロ曲がある他、 ユニットコラボ楽曲も発売されています。
CDリリースやサブスクについてはミリシタ同様ランティスレーベルなので、おおざっぱにはミリシタと似たような印象。

というわけで、3つのソシャゲについて簡単に書きましたがいかがだったでしょうか。
あまり布教系の内容にはなっていないのであまり役にはたたなさそうだなあと思いつつ参考になれば。

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