カラーマネージメントの備忘録

最近の環境でディスプレイの色合わせに試行錯誤が必要だったのでその備忘録です。 真面目に書くのが面倒なので、ほんとに備忘録。

わがメインPCのディスプレイは現在3台あります。

EIZO FlexScan SX2262W
EIZO FlexScan L567
WACOM Cintiq pro 13

これらをColorMunki Photoでキャリブレーションして使っています。

・Windows10標準の「フォト」は画像ファイル内のプロファイルには対応しているがモニタプロファイルに対応しておらず、 sRGBモニタとして出力されるため、広帯域モニタでは色がおかしなことになる。edgeも同じ挙動っぽい。

・「Windowsフォトビュアー」なら大丈夫。ただしv4プロファイルには対応しておらずv2でしかまともに動かない。 クリーンインストールしたWindows10では入ってないのでレジストリをいじって復活させる必要がある。 (Windowsストアとかみるとカラーマネージメント対応画像ビュアーらしきものはあるけどまだ試してない)

以下はv2プロファイルで試した結果

firefox 76は完全に動かすにはabout:configでの設定が必要だが動作。 ただし、モニタプロファイルはメインディスプレイのプロファイルを参照する(直接ファイル指定も可能だが1つのみ)ので、 マルチディスプレイ環境ではメインディスプレイのみしか色が正しくならない。

CLIP STUDIO PAINT 1.19.1もメインディスプレイのプロファイルを参照する(こちらはファイル指定等は不可)ので、 Cintiq使う時に困ったことになる。ちなみに環境設定内のRGBプロファイル指定は作成ファイルのデフォルトプロファイル指定で表示上のモニタプロファイルではない。
対処としては、Cintiqをメインディスプレイにする……は弊害が大きいのでCintiqをsRGB設定にして作成ファイルもsRGBにしてカラープロファイルプレビューをOFFで使う。 幸いCintiqのsRGBモードはまだ本体の劣化が少ないこともあってそこそこまともにsRGB。(ちなみにFlexScanはどちらの個体も青が若干出てない)

SIGMA Photo Pro 6.7.3もモニタプロファイルはメインディスプレイのプロファイルを参照。 ただしサムネイル一覧画面はファイルのプロファイルのみの対応でモニタはsRGB出しっぽい

DPPことDigital Photo Professional 4.12.20.3やPainter 2020は問題なさそう。 マルチディスプレイも問題なく切り替わる。