SL

すでに小郡駅1番線は家族連れがいっぱい。今日はSLやまぐち号の運転日である。さすがは春休みの日曜日、やまぐち号は全車指定席で今日は満席との放送。しかし、私は指定券をちゃんとゲットしてあるのだぁ。昨日神戸で買ったんだけどね。発車25分ちょっと前にはバックでやまぐち号がホームに入ってきた。早速、機関車のC57の前では記念撮影する人達でいっぱい。ピリピリとした雰囲気もなくいい感じ。これだよこの雰囲気。そういえばSLをホームから見るのは初めて。ホームから見ると動輪の大きさに改めてびっくりする。座席は3両目だったのだが、車両は昭和風とのことでたしかに雰囲気はでているけど、昭和なだけに他の車両と比べれば一番普通のような感じ。

座席からでも耳に響く大きな汽笛とともに発車。発車時のショックが少ないのは機関士が上手なのか、SLの加速がゆっくりとしているせいなのか。また低速の加速時には加速がグッグッグッと脈動しているのがかすかにわかるのがSLらしい。

平地を走っているうちにと最後尾の展望車へ。前の方を見ると機関車が煙をもくもく吐いて力走しているのがよくわかる。しかし、すすが目に痛い(^^;;

しかし、もうやまぐち号も走り出して長いのだが、未だに注目度は高いようで、沿線の地元の人らしい人達もほとんどがこっちを振りかえる。煙のせいもしれないけど(笑)。天気がいいせいもあってか、わざわざSLを見に線路際まで来たような人も多いし。車の観光客も道路脇に車をとめて見物している。とにかく注目度が高い。そして、それらの人達の多くが乗っている子供達に手を振ってくれるのもいい雰囲気である。機関車列車で後追いをあまり撮らないせいもあろうが、沿線で撮影しているてっちゃんにも手をふる人が多いのにはちょっとうれしくなる。このへんが、やまぐち号が長続きしている要因の1つなのかもしれないですね。また、お客さんはほとんどが家族連れかやや年配の人のグループといった感じ。いわゆる「てっちゃん」は定点撮影にまわるせいもあってか少ない。

仁保での長時間停車。積んでる石炭の整理、ボイラーに入れられる石炭、動輪類が異常に熱を持ってないかの点検。ホームから見ていても機関士達の慌ただしさがわかる。そして発車。25パーミルの勾配を苦しそうにゆっくりあがっていく。観光誘致の目的もあるとはいえよくこんな厳しいといっていい区間を選んだなぁといった感じ。でもそれだけにSLの魅力と言うのがよくわかる区間でもあるかもしれないかもね。

そんなこんなで2時間近くの乗車を終え、満足のうちに津和野に到着。またその後の入換作業が迫力。しかし、ちと見とれているうちに時間がすぎて津和野の町ぜんぜん回れなかったけど。鯉くらいは見ようと思ったんだけどねぇ(;_;)

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