神戸港線

てなわけで、行ってきました。ちょっと出るのが遅かったので、日が暮れてしまい写真はあまり撮れませんでしたが。神戸港線自体は架線や踏切こそ全部撤去されてましたが、廃止されて1ヶ月ですからきれいに残っていました。

むしろ驚くのは灘駅から神戸港駅まで歩いていく間の周囲の変化だったり。もっとも高校卒業して10年、その間に震災もあったわけですから当然と言えば当然なんですが。きれいに跡が残ってた神戸製鋼の専用線はその神戸製鋼の建物ごとほんの一部を除いてほとんどがきれいさっぱりなくなって、ショッピングセンターやらマンションやらになってますし、阪神春日野道駅あたりは道掘り返してるんでなんかと思えば春日野道駅のあの激狭ホームをなくすべく工事中だったり。灘駅も自動改札が入る前や震災直後の灘駅折り返しの頃とはずいぶん雰囲気が変わりました。

でも、やっぱり神戸港駅まで来ると廃止されたんだという実感が。線路も駅の建物も現役ではないかと思わせるそのままの姿でしたが、貨車どころかコンテナ一つないヤード、火が暮れた中でも消えたままの信号や照明、そして止まったままのヤードの時計。なによりここに自分が立っているという事実が。かつての神戸港駅を知る自分にとっては、下手に時間が立っていろんな物が撤去され風化された状態より生々しく心に響くのでした。

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