小鳥の回想~うたのおねえさん~その2

さて、毎度のごとく語るよー!

動画内で明確に語ってない部分のネタバレもあるので、その辺気にしない方のみ、続きをどうぞ。


最初にぶっちゃけておくと、今回の動画は1年以上前に描いた「うたのおねえさん」の動画化です。 ついでに言うと冒頭での駅の絵も実は「逢いに行って・・・いいですか?」の背景流用(こっそり春香の地元である事をアピールw)。

じゃあ、今回のネタは使い回しの間に合わせネタかと言うとそんな事はなくて、 逆にこんなに早く出すつもりはなかったいわゆる虎の子のネタ。 ニコマスPとしてこのネタを仕上げることがライフワークになるんじゃないかくらいにすら思ってましたw。

なぜかというと、元の絵自体がpixivで自分の絵としては飛び抜けて評価されていた事もありますが、 それよりも本来この話は中編あるいは長編として10年前の小鳥さんという世界観を構築すべきだと思っていたからです。
そうなると短編しか作れないなかなPには非常にハードルが高い。

しかし前作以降、次の話のネタがまったく思いつかず、 思いつかない時用にとっておいたネタまでがネタ被りでしばらく使えなくなってしまい、 仕方なくこのネタをひっぱりだし、とりあえず今の自分に書けるものかと試しに書いてみたら 連載どころか、40行で終わってしまった。 あっれぇ?(苦笑)。

もちろんそうなった理由はあって、
冒頭の小鳥さんが置かれている立場、
春香にとって「うたのおねえさん」がどういうものだったのか、
そもそもその子が春香であるという所。
そういうもろもろの構築すべき世界観と思っていた部分を視聴者のニコマス的知識と想像力におまかせして、 不親切を承知でバッサリ切ったからです。

あれ?以前にもこんな話なかったっけ……と思った方はありがたいお客様。
そう、「千早の電話」と同じ手法です。
そればかりではなく、独白に近い形であること、
最後にタイトルと時間経過が挟まるところ、
果ては春香がほとんど出てこないのに春香の話にもなっているあたりまで一緒。(苦笑

(余談ですけど、なかなPの今までの作品が、これだけテキストをメインに置いた画面構成にも関わらず、 公開マイリス見てると手描きマイリスに入れてる方が少なくなかったり、 赤ペンPに「これってノベマスって言っていいのかなぁ?」なんて言われたりする原因には、 手描き絵がついてるとかセリフ枠形式じゃないとかいう見かけの部分の他にも、 この辺の「ノベルと言うにはあまりに端折っている」部分が ある意味ノベマスよりもストーリー系PVに近い構築方法って所にもあるんじゃないかなぁと思ってみたり。)

もちろん、それだけでもなく、
「うたのおねえさんが小鳥さんだったら」を起点とするピースとして、
それを説明するために必要な「何故小鳥さんが春香の地元にいたか」というピース、
そしてふと降りてきた「小鳥さんが事務員になった理由」というピース。
これらを繋ぐのにもっと隙間を埋めるピースが必要だと思ってしまったのに、 予想以上にピースが繋がってしまったというのも大きいです。

そして最後の1ピースが『花』という曲。
今回、使わせていただいたのはまかろにPの下記の『花』アレンジ。

この曲、そしてこのアレンジの良さのおかげで、 3分という時間の中にそれなりの説得力のある形でこのネタを完結できた……と思います (テキストが先に出来てたのですが、微調整ですんなり曲に合ったのも幸運でした。)。 改めて、まかろにPには感謝を。

例によってまとまりのない文章でしたが、今回はここまで。 おそらく明日で続きを書きます。

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