アニメ アイドルマスター

さて、7月からの放送開始から1ヶ月弱、 そしていよいよニコニコでの配信開始。そんなアイドルマスターのTVアニメ。 せっかくなのでこのタイミングでちょっとその話をしてみようと思います。

あ、でも一般的な感想は期待しないでくださいね。
それならもっと他にいい紹介・感想を書いてらっしゃる皆さんがいますし、 合う合わないは最後は個人個人に帰結する話なんで、 見てない方はとりあえず見ようぜ。 で終わっちゃうんで(笑)。


とりあえず4話まで見た感想を一言でいうなら、 これは(自分にとって)正しく「アイドルマスター」だなぁと。
「プライベート」でも「ステージ」でもない「楽屋裏」を基本にストーリーを組み立て、 その先に輝くステージがありプライベートがある。 そこをきちんと押さえているのがOPひとつ取っても感じられる。
どんなにキャッチーでもそこが崩れてると、 さっさと消費されるだけになると思うんですよ。

6年弱の間どっぷりではないけどそこそこのはまり方をしつつ、 アイマスを眺めてきたそんな一人のアイマスPとしては、 そこを早い段階で感じられたってのは、ほんと嬉しいかったなと。

あとはやっぱりアイドル達の輝きっぷりね。 アイマス2の発表時、 プロデューサーのいない空白の半年間って所には、 (がんばっても報われてない的な)マイナスイメージが割とつきまとっていた気もするんですが、 そうじゃねえよと。アイドルの原石としての輝きがここにあるんだよと。
ちなみにその中でも一番いいなぁと思ったのが律子の輝きっぷり。
やっぱり一人、小さいながらも夢を叶えた人の輝きなんですよね。
ほんと「よかったね。律子」……っていうと「でもこれからですよ。」って律子に言われそうですけどw

さてここからはニコマスPとしての感想。

やっぱりアニメならではの強さって物はあるもので、 二話の美希とか、派手なキラキラエフェクトとかないのに、 ビジュアルクィーンさが出てたのにはおおーっと。 写真かじってる事もあって、 こういうグラビアというかポートレイト的な「変身」の表現には憧れるんだけど、 見事に表現しててすっごいなぁと。

そしてね。第一話はマジで「やられた」と。

まず、第一話の要約の仕方がほんと上手いなぁと。
この「要約的」短さって自分のノベマスも目指しているところ。

そして実はインタビュー形式とかカメラマンの存在とかそこらへんは、 自分のノベマスの構想に以前からありつつもなかなか上手く形にならないものなんです。 さらに、問い手は文字のみアイドルのみが喋るって差をつけた形式は、 「千早の電話」にも通じます。

そういった自分の土俵に近い表現で、
律子の口から語られる
「アイドルの条件とはなんですか?」
そしてアイドル達自身の口から語られる
「あなたにとって『アイドル』とは?」
なによりその中の春香の答え。

ああ、春香スキーのニコマスPとしての自分が、 いつかは表現したかった春香がそのままここにいるじゃないか。

語られる内容そのものはゲームで語られるものと大差ありませんが、 その言わせ方なんでしょうね。相手が(この時点では)Pではないというのも上手い。

そんなわけで第1話はおそらくアニマス屈指のお気に入り回になる予感がします。

そして今後の自分の創作に影響を与えるのは間違いないだろうなぁと。

コメント

コメントを書く