SG-image 18mm F6.3
Xマウント用にもボディーキャップレンズが欲しいなということでSG-image 18mm F6.3を入手しました。
X-M5とかならともかく、それなりにごついX-H2に薄いレンズつけてもコンデジ代わりにはならないのですが、 レンズキャップ代わりにつけておいて、いざという時にはそのまま撮れるというのは一種のお守りみたいなものです。
外観がより普通で周辺部の描写はより好みそうだった7Artisans 18mm F6.3 IIとも迷いましたが、 レビュー観た感じの逆光時の写りとレンズバリア内蔵でSG-imageに軍配が上がりました。
実物は鏡胴やマウントだけではなく、ねじ込み式のフードまで金属でトイレンズ+αの値段とは思えない程に質感が良い。
レンズには37mmの、ねじ込み式のフードの先端にも49mm径でネジが切ってあって、どちらでもフィルタが使用可能です。
もっともフードなくても逆光は問題なさそうだし、レンズバリア内蔵というのもあるので、 よほど使いたいフィルターがある場合以外はフードなしで薄さを活かす運用で十分な気がします。
絞りは固定ですが、覗くと五角形の開口部を持つ絞り板が見えます。
この焦点距離でF6.3という暗さなのでボケの形というよりかは光条を出すためのものでしょうか。
この辺、形状可変絞りのファントムレンズを出しているSG-imageらしいこだわりです。
ピント合わせに関しては残念ながらねっとり感はない上に操作角も大きくないのですが、
そもそも暗い広角レンズでそこまでピントにシビアではないのと、
ピントリングではなくレバーになっているので、
実際使っててそこまで操作感が悪いわけではないです。
レバー操作、慣れると構えたままでもレバー位置でだいたいのピント位置がわかるのはいいですね。
ピントのレバーはレンズバリア開閉を兼ねていて一応無限遠位置にクリックストップがあるのですが、 最初撮っててなんか近接時の写りの良さに比べて無限遠がいまいちだなと思って改めてみたら、 自分の個体はちょっとオーバーインフ気味だったようです。これはちと惜しい。
で、撮影してみると思った以上によく写る。中央部なら純正標準ズームとも遜色ないレベルです。
さすがに周辺部はそれなりですが、それでも色付きは少なくそこまでクセは強くない感じですし、
電子補正なしの広角レンズの周辺部と考えれば、この値段、この薄さでこれは割とがんばっている気もします。
トイレンズの超個性的な写りを求める向きには物足りないかもしれませんが、お散歩カメラ用としては割と普通に使えるんじゃ?という感じです。
Xマウントの単焦点レンズは他に持っていないのでもっと活用考えてもいいかもしれません。
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