薬屋のひとりごとが面白かった

最近おもしろかったラノベを……と言いつつ最近に1年くらい幅ありますが。


直近だと「薬屋のひとりごと」。
その前に読んだ「茉莉花官吏伝」が面白くて中華風ファンタジーも私読めるのでは?となった所に アニメ化合わせかコミカライズの電子書籍の1巻無料で読めるキャンペーンやら原作小説の割引キャンペーンがあったりして、 読んでみたらむっちゃ面白かったというわけです。

小さな謎解きを繰り返しつつそれが大局の話に繋がっていくミステリ的な所と並行して進むラブコメ的な所が両輪で回っていくので、 するすると読めてかつ、先が気になってしまう。

以前紹介した「継母の連れ子が元カノだった」の作者がミステリ作家でもあるというあたり、ここらへんに自分の好みがありそうな気がします。
まあ私は大人向けの文芸はミステリーの西村京太郎と歴史小説の山岡荘八で始まった感もありますからね。さもありなん。

特に登場人物の使い方というかキャラクターを軸にいろんな物事が繋がっていく様が凄い。
作中に将棋の上手いキャラが出てきますが、それが物語の作り方の比喩なんじゃないかと思えるくらいに駒の使い方が上手い。

結果として私にしては珍しくアニメの方も見てますし、今後も楽しみだなあという作品。

あとは芸能人系でまとめて紹介しようと思っていたのがいくつかあったのでここで消化。

みんなのアイドルが俺にガチ恋するわけがない
「夜に虹がかかる不思議な島「夜虹島」では、虹に降られた者は自分の影(レプリカ)が勝手に歩き出す伝承がある。」 という伝承にからめた元アイドルとのラブコメ。
ヒロインがあえての「元」アイドルというあたりからも伺いしれる通り、作者が「アイドル」という概念を大事にしてる感じが出ている良い作品。
隣の席の元アイドルは、俺のプロデュースがないと生きていけない
これまた「元」アイドルものという事で好きポイントは先程のとおおよそ一緒なんだけども、 その中でもこの作品のポイントは登場人物の一人、現役アイドルフのフユねぇにつきます。
アイマス無印で春香派だった私がフユねぇ刺さらないわけなかろうて。
作者のアイドル愛が溢れてますよ。
推しに熱愛疑惑出たから会社休んだ
だからってアイドルが恋愛しちゃだめというわけではないのよというわけでこれ。
アイドルものではあるけども主人公・ヒロイン双方大人でちょっと落ち着いたテイストが良いのです。
泥酔彼女
こちらのヒロインはアイドルではなく女優さん。 特にメインヒロインの七瀬さんは酔っ払い美人お姉さん……なんか自分のアイマスの推しにもそういうのいたような……。
高校生の主人公穂澄に対するダメお姉さん七瀬と主人公と同世代ライバルヒロイン達という構図ではありますが、 年齢差があり、振り回し振り回されつつも対等でどことなくカラッとしている穂澄と七瀬の関係が絶妙なんですよね。
ぽんこつわーくすさんによるコミカライズもかわいくて良きです。

あとはラノベではなくコミックだと 「墜落JKと廃人教師」「こういうのがいい」「三郷さんは甘すぎ上司にちょっとキビしい」「合コンに行ったら女がいなかった話」 あたりも面白かったところ。(面白さがうまく言語化できないのでタイトル上げるだけにとどめておきますが)

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