第6回シャニマス投稿祭に投稿したものの蛇足の蛇足

第6回シャニマス投稿祭にいくつかSSを上げたのでそのお話。

基本的にネタが思いつかず寡作なのでこの手の投稿祭はあまり参加してないのですが、 シャニマス投稿祭に関してはSSで参加が出来る事もあって、 前々回・前回に続いての参加となりました(ちなみに前回はSSではなくノベマス版にタグつけてます)。


墜落アイドルと廃人プロデューサー

タイトル通り「墜落JKと廃人教師」のパロです。
ヒロインの扇言の雰囲気が結構灯織に重なる上に、 教師と生徒、プロデューサーとアイドルという関係性も共通点があって、 やったら面白いだろうなとおもっていたネタ。

基本的には1話のパロなのですが、 実際やってみるとそもそも漫画のパロをを文章で書くのが難しい。
さらには死生観・恋愛観的な所で扇言と灯織の違いが大きくて、 そこを反映していくと話がどんどん違う方向に行ってしまうという。
改めてパロディって難しいなと思った次第。

嘘m@sがない今、シャニマス投稿祭がなければ世に出さなかった話かもしれません。 もっとも、いざ出したら今回のSSの中では一番数字伸びていたりするのはまあよくある話。

にしてもこういう灯織の冷静なツッコミは好きなところなので書いてて楽しかったです。
またそれが好きな人には「墜落JKと廃人教師」は楽しめる気はするので興味があったらどうぞ。

終わりの時に置いてきたもの

円香のパラコレである【ジャンク・ション】を元にしたポエム。

というか、ジャンク・ションを無理やりP円……というか春香ドームエンドの文脈で解釈したものです。
以前「navi seat」とか書いた事もあってもはや自分の書くP円は妄想度が大きくなっているのは否定できません。

SS内で円香はドームエンドのアイドルにはなれないと言っていますが、 アイドルを辞めてもなおPが円香をアイドルとして見続ける限り、 ドームエンドの偶像の呪縛から逃れられないのです。

終わりの次に手に入れるもの

こちらは冬優子のパラコレ【紅茶夢現】から。

紅茶夢現のコミュの現実パートをどう解釈するか考えた結果、こういう事なんかなーという隙間埋めのSSです。
そこから先に関しては、円香は辞めてなおPとアイドルの呪縛から逃れられなかったので、 冬優子は逆に辞める事で呪縛から逃れられる方向で書きました。

本当は移籍の所だけではなくアイドル辞める所も深堀り出来ればよかったのでしょうが、 私は詰め込むよりかは削ぎ落とす方が性にあっているというかそれしか出来ないので仕方ありません。

春香ドームエンドの民なので辞める事により始まる関係はまた書きたいものです。

終わっても終わらないもの

こちらは結華のトワコレsSSR【一夏・泡沫・ギフテッド】から。

長くはなってしまいますが、この話を語るにはまず「一夏・泡沫・ギフテッド」の話をしなければなりません。
「一夏・泡沫・ギフテッド」には三峰の高校生時代から推していたアイドルの解散ライブに行く話が描かれています。 そこの描き方というか切り口が、シャニらしく三峰らしく、そして凄く私好みでした。
それはもうコミュ「一目惚れは終点」を読んでる最中にすでにロングヘアのアイドルのSS書きてえと思ったほどです。

ところがその想いは早々に打ち砕かれます。
Trueエンドで書きたいと思ったものがすでに描かれていたという。

それでも好きすぎて何か書きたい。
何書いても蛇足になるけどそれでも書きたい。
というわけで四苦八苦して書いたのがこの話です。

文中の
「最後のあの言葉で終わっていれば綺麗だったのに~(中略)~いったい何をしているんだ。私は」
という言葉はそのまま書いている最中の私自身の叫びでもありました。

三峰が高校時代に一目惚れし、メジャーに至れないまま解散して、それでもなお三峰に(----なりたい)と思わしめた彼女のアイドルとしてのカッコ良さ。
トップアイドルを目指す以上低レベルエンドが不完全燃焼なエンドにならざるを得ないアイマスにおいては、彼女のカッコ良さはなかなか得られないカッコ良さなのです。

だから書くにあたっては、話としては蛇足でもとにかく彼女のカッコ良さは損なわない事を考えました。
それがどれだけ達成できたかは自分ではなんとも言えませんが。
ただ、久々に心に響くサブキャラに出会えたのは嬉しかったです。

そんなわけで、シャニマス投稿祭に投稿したSSについてでした。

墜落アイドル以外の3つ話は最初から狙っていたわけではないのですが(タイトルは後づけ)、 どれもアイドルを辞めた後を描くお話になり、 同時にタイトルの通り3つそれぞれにその先が異なる話になったのは面白いところです。

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