ミリアニ第1幕ネタバレ感想
毎度のことですが前回から時間が開いてしまいました。
シャニマスの「我儘なまま」の2日目現地とか行ったんですが、blog書いてませんでした。
といってもまあ一言「めっちゃ良かった」で済んでしまう所はあるんですが。
シャニのソロ曲はライブで聴く機会がなかったのでその点でも宿題がひとつ片付いた気分です。
で、ミリオンライブのアニメです。
私は毎週アニメやラジオの配信を追うのが面倒になってしまうタイプ。
それなら先行上映である程度まとめて見てしまった方が間違いなかろうというわけで、
土曜の夜に見に行ってまいりました。
春日未来と陽キャと私
さて、私は考えなしにノータイムで突撃するタイプが嫌いです。
某炎上したプロジェクトのあのリーダーとかあのアルハラ元上司とか……まあ思い出すだけで気分が悪くなります。
で、春日未来なんですが、私にとってはそのタイプに該当してしまうのです。
さらに今回のミリアニで顕著ですが、未来は距離の縮め方が陽キャのソレ。
陰キャの私からするとウザいタイプのソレです。
極めつけに
「あ、これ何のボタンですかー? ポチっ!」
ですよ。ポチッじゃねーよ!
そんなやつはエンジニアの敵でしかない
「何のボタンだろう?ポチっ」
ですら、中学生にもなれば勘弁していただきたいのに
「何のボタンですかー?ポチっ」
なんですよ。聞くなら勝手に押すな!
こんなネタを10年たった今でも最大の持ちネタとして続けてるんじゃねーよ!運営!
……いかん、つい熱くなってしまいました。
まあ、幅広い個性を取り揃えてこそのソシャゲですから、そういうのもいてもいいとは思うんですよ。うん。
でも、これがセンターかあ……信号機かあ……。お隣ならどっちかというと赤というよりPaの逸材ではなかろうか。
(特に昔は春香の正当後継者的な空気が今以上に強かった所もあれだったところ)
残りの信号機も静香はともかく、翼も翼で考えなしで直感で動いてしかも真面目じゃない陽キャときたものです。
というかミリオン、Pとの距離の詰め方が陽キャのアイドルが目立つんですよ。
個々で見るとそうでないアイドルも多いのですが、
ミリシタのシステム上ある程度均等にアイドルと接する機会が出てくるのでそうなると陽キャのそれがウザさ(褒め言葉)として目立つという。
で、ミリオンの「箱感の強さ」(2nd Vision初期のあれこれの反動の流れにあるような気がする)のもあって、 なんか体育会系スポ根陽キャのノリに近いものをどうにもミリオンには感じてしまう。
そうでなくともアイドルマスターシリーズ、 チームがいてトップアイドルを目指すという所でそれをストーリーにすると 体育会系スポ根が王道ストーリーとなるのは仕方のない所というか、 おそらくは最も求められている所であるわけです。
だからミリオンのアニメをいちぽむ(信号機)を軸にやると聞いても、 出来の如何に関わらず、体育会系スポ根陽キャのノリに馴染めない自分にはそこまで刺さらないだろうなあというのが正直な思いであり、今も大きくは変わっていません。
そういやソシャゲだからダメだったんだわ
で、ようやく前提が終わって、アニメの中身の話です。
まず、 前から思ってたのにアニメ見る直前だけすっかり忘れてた事を思い出しました。 ミリオンのアイドルのキャラ付け、ソシャゲはエンディングがなく、そうそうキャラを成長させる事も出来ない中でやってるからどうなんだろう?と思ってた事を。
第一幕において未来は自分の思いつきだけの行動を反省する事になります。
そう反省し、成長するんですよ。
アニメなら成長し、少なくともそのストーリーの中ではそれがリセットされることはなく、視聴者は成長を実感することができるのです。
(ソシャゲだとイベントシナリオ内で成長したと見せかけてイベント終わったらなかったかのように元通り……ということも多々)
個性は強烈にフォローと見せ場はさりげなく
しかもそれだけではありません。
未来の思いつきに対して、プロデューサーの力不足だけではなく茜ちゃんの暴走を加えることで、そのそもの未来へのヘイトを軽減しています。これはもう脚本が見事。
これによって前述の通り未来が苦手な私でも、ストレスをだいぶ減らして見ることが出来ています。
昴と海美のキャッチボールのシーンでもじゃあ屋上でやろっかという所までセットにして、 言えば素直に聞いてくれる事を印象付けてヘイトを軽減していたりと個性を見せる際に気を使っていることが伺えます。
ミリオンのアイドルはクセ強すぎて……という人もチャレンジする価値ある気がします。
で、そういった個性を見せるところからの見せ場の作り方がさりげなくて本当に上手い。
1クールで39人分なんて、おそらくはバズルのような事になったのではとは思うのですが、少なくとも第一幕では自然にこなせていたのは本当印象的でした。
ここがミリアニの一番のポイントといいかもしれません。
個人的に特に良かったのは、
まつりの素が好きなのでそこを彷彿とさせる彼女の立ち回りと、
このみ姉さんでの流れるような見せ場の作り方。
ここは本当ポイント高かったです。
それがストーリーのスピード感というか無駄の無さにも繋がっていて (まあ4話一気にやるという先行上映の形態もこれに一役かっているのですが)、 それが高評価の大きい要因なんじゃないかなーと思います。
全体的に一言でいうと脚本上手いにつきます。
画的音的、その他もろもろ
キャラデサに関してはちょっとラ!あたりの雰囲気も感じたり好みかと言うと違いますが、まあ今風なんだろうかという感じ。
3Dに関してはほぼほぼ違和感なく、さすがだなーと。
もちろん劇場版程のクオリティーはありませんが、映画館の大画面で見ても気にならない程度のクオリティーはあり、とにかくしっかり作ってある印象です。
音響に関しては本格的に映画館に最適化していたわけではないとは思うのですが、 それでも765ASのライブシーンではライブ特有の低音の響きがちょっと出ていて、さすが映画館となりました。
あとはこのタイミングでのアニメ化という事で、声優さんの経験値は当然高いわけで演技も良かったですね。 特にオーディションの歌唱の静香の変化はもちろんの事各個人の力量差の表現といった所は強い。
そういえばあのオーディション、数少ないめっちゃ気になった点なんですが、 歌唱もダンスもがっちりパート分けされていたんですが、 練習風景にそんなのあった?3人組での歌唱&パート分けをその場で告知してあんなに出来る?ってのは見ながらも引っかかった所。
もしかしたら事前告知ありだったのかもしれないけど、 3人でのフォーメーション練習とか個人じゃ大変だし、実際あの2人はやってなかっただろうしなあ……。
もっともその後、心象風景に飛んでいってしまったのと(これは予想外だった)、さらにその後のロコとまつり姫の登場シーンで 細かい事考えても仕方ないか。ミリオンだし ってなったのは良いのか悪いのか…
今後
第2幕以降については、大きな所としては少なくとも静香に関しては一山ありそうですし、そうなると翼についてもありそう。
そうなると流れとしてはアニマス、デレアニに近い感じになるのかなーって気はします。
ただ、そこらへんには個人的に強い想いはないので、39人分の見せ場の残りをそれぞれの担当Pを納得される形で出来るかが今後の見どころの一つだと思っています。
歌織さんも来るしな!
また先行上映にはTV版EDに相当するものがなかったと思うので、おそらくはTV放映時にはED(あるいはOPも?)に追加の仕掛けがあるんじゃないかと思いますよ。
あ、そうだ。特典イラストボードの琴葉の水着がめっちゃよかったです。
これは第2幕の水着回は期待してよいのでしょうか……
あんまりアニメ関係ないけど
アイマスの合同ライブの時に最初に思ったんですけど、
小鳥さんや美咲ちゃんの自己紹介の時、
「765プロで事務などをしております」
って言うんですが、アイマスの各事務所で「など」ってつけてるのは765プロだけだったんですよね。
それ以降、小鳥さんや美咲ちゃんの自己紹介を聞く度に 765ってブラックだよなあ と思ってしまうのでありました。
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