聴いてきたオーディオの話

T3-01 iM@S-CGを発端とする軽いオーディオ熱が細々と続いているわけですが、
「そういえば昔持っていたアンプ、あれなんだっけ?」
ってなった時に検索かけるのですが、 インターネット時代以前のエントリー機器の情報はなかなか見つからない んですよ。ハイエンドなら出てくるんですが。

しかも同じ機種で数回それをやってしまったので、 まあとりあえずメモとしてここに残してしまえという、 読む側無視のエントリでございます。

発泡スチロールのスピーカー台が案外良かった話

モニタ脇のスピーカー。 以前のディスプレイボード導入により机から十数センチ程度上の位置になっていい感じだったんですが、 どうせなら耳の高さまで上げたいねーとずっと検討していました。 しかし、スペース的に限界ぎりぎりの設置をしているために適当なスピーカースタンドが入らない。

かといって木工工作やらコンクリブロックを塗装とかする気も起きないしなあと思っていましたが、 試しに5mm程度の厚紙で作られたNuAns NEO用カバーの梱包ケースをインシュレーターの下に敷いてみたところ、 あれ?軽くて剛性も高くない割に音が悪化しないな? となったので、100均にあった黒の発泡スチロールレンガを試しにインシュレーターの下に設置してみることに。

軽い発泡スチロールはスピーカー台としては優れていない素材であることは承知の上ですが、まあ駄目だったとしても安いので対して痛くもありません。

……と思いつつ試したら、これが悪くなくてびっくり。 はっきりしない音になるんだろうなという予想に反して低音の輪郭がくっきりと。 ツイーターが耳の高さになった事で高音域が上がった事もあり、全体的にすっきりした音になりました。 曲により向き不向きはあるような気がしますが、解像度という点では間違いなくあがったのではないかと。

ニアフィールドで音量が控えめの環境なので、素材や重さより純粋に高さを上げて耳が近くなる事による効果が大きいのでしょうね。 スピーカー台の効果としてあげられる机からの反響音が減ることの効果ももちろんあるのでしょうし。 あとは発泡スチロールならではと思ったのが机やディスプレイボードに伝わる振動が明らかに減ったこと。 そもそも設置場所の剛性が高くない場合は制振より振動を遮断する方向というのもアリなのかもしれません。

車においても剛性は上げるだけではなく場合によっては下げてバランスを取る事も必要と聞きますし、 環境次第でアプローチも変わるもんだなあと思った次第。

(2023/01追記) 書くの忘れていましたがその後、 底面の摩擦の向上と共振・反射の抑制と外観の向上を兼ねて発泡スチロールブロックの周囲にパーマセルテープ(紙素材のテープ)を巻いて、 100均で買ったパズルボードの板をスピーカーの下に置きました。 さらに解像感が上がって良くなりました。下記はその後の姿。

スピーカー台

raytrektab RT08WT

ここ最近、私のメインモバイルPCだったのはR80TA-3740SことASUS VivoTab Note 8
当時流行してた8インチのAtomタブレットPCですが、 この機種はワコムの電磁誘導式のデジタイザを搭載していた事が特徴で、 当時は高かった液タブのお試しを兼ねて購入したマシンでした。
実際VivoTabで液タブのメリットを感じれた事がCintiq pro 13の購入に繋がりましたし、 かつて帰省時にノートPCと板タブと……と持って帰っていた事を考えると このお値段でペンまで使える軽量なモバイルPCが運用できるという点でありがたかった存在でした。

とはいえ、Atom Z3740にメモリ2GBというスペックはさすがにつらくなってきたわけですが、 ここ最近は情報セキュリティやらなんやらで私物のモバイルPCを外で使う機会自体が すっかり減っていたために新しいのを買う程の理由もなくそのまま使っていたわけです。

しかし、このコロナ禍で逆にタブレットPCの必要性が出てきたのです。 こたつ用PCとして。 こたつでごろごろしているとスマホでゲームとTwitterははかどっても お絵かきとかはまったく進まないわけですよ。

そこでクリスタの32bit版の更新が終わったり、 raytrektabのお値段が29800円まで下がって来た事もあり、 raytrektab買うか!となったわけです。

そしてT3-01

そしてついにやってきました。今回の発端の TAGO STUDIO T3-01 IM@S-CG

標準のT3-01自体が6万円とPMA-60の実売よりお高い上に、コラボモデルのこれはさらに3万円上乗せの9万円。

とはいえ、付属のUSBメモリ(なんと専用ロゴがプリントではなくモールド!)には未発売曲を含む25曲のハイレゾ音源が入っていてそれだけで約14000円分相当以上。
ヘッドクッションやキャリングポーチのプリントといった所だけではなく、ヘッドバンド部のレーザー刻印、 そして左右の楓のハウジングのペガサスマークの彫り込みと、コラボモデルとしての作り込みはしっかりとしています。

それにT3-01自体、生産数がさほど多くなく、入荷する度にすぐ売り切れるといった品薄状態。 その中でコラボモデルの生産枠を確保している事を考えると、この+3万円は結構妥当という印象です。

で、肝心の音ですが確かにこれは良い。高解像度で癖の少ない締まった音に輪郭がぼやけない程度に響きが乗る感じ。 自分は元々密閉型で低音が締まった感じの音が好みなのですが、そこに聴きやすさがプラスされた絶妙なバランス。 個人的に特に気持ちいいのはボーカルやバスドラム。

そして鳴らす側の比較ですが、T3-01同様に解像度の高いフラットな音を出す傾向のNANO-D1の方がPMA-60より相性が良いです。 特にPMA-60の低音はほんの少し割れ気味?の傾向があるのかバスドラムの気持ちよさがNANO-D1程はありません。 この辺、元の値段で言えばNANO-D1はPMA-60と同クラスですから、DACに専念出来る分やはりアドバンテージがあるようです。 うちにはPMA-60だけが対応している384kHzやDSDの音源ありませんし。

ただ、スピーカー同様にギターあたりの弦の音に関してはPMA-60の強みがあります。 あと、立体感もわずかにPMA-60の方が上かなーと。

あくまでモニターライクに正確に鳴らそうとするNANO-D1に対して、 PMA-60はリスニング向けの味付けが入っている感じがします。

あと意外な所でPMA-60の強みが出たのがボリュームを下げた時の音の変化。 NANO-D1はボリューム下げると解像感が下がって音が遠くなっていく感じがするのですが、 PMA-60は遠さはそのまま音だけが小さくなっていく感じ。 思えばこのデジタルボリュームの優秀さがスピーカーをニアフィールドで聴く上でのPMA-60の良さにつながっているのかも。

そう考えると、音量大きめでがっつり聴き込むときにはNANO-D1、 BGMとして音量控えめに聴く時にはPMA-60という使い分けというのもいいのかもしれません。

これでちょっとした大事になったオーディオ環境の再構築も一段落……と思ったら、問題発生。 メインの液晶ディスプレイの調子が悪い(おそらく下部の操作ボタン周りの問題)。え、また出費なの?

まずはスピーカー

というわけでまずはPMA-60でスピーカーを鳴らします。

スピーカーはKAF-A55の前に使っていたSONYのミニコンポの付属スピーカー
最近の小型のミニコンポのスピーカーと違って155×250×250mm3.5kgと一般的なブックシェルフスピーカーくらいのサイズ。 当時の定価で一式8万円(購入価格は6万しなかったと思いますが)だったようで、 12cmグラスファイバーコーンウーファーに2.5cmシルクドームトゥイーターと意外と凝ったもののようです。

とはいえ、ハイレゾ以前の20年前の代物。 PMA-60と組み合わせるならDALIのSPEKTOR1くらいは用意すべき……とも思うんですが、 さすがに予算が……というのと、このスピーカー、 かっこいいのです。 フロントのカーボン調パネルにパープルのコーン。 ピュアオーディオ系の高級感ともモニタースピーカーの道具感ともまた違うこの感じ、 PC周りに置くにはいいんですよねぇ。 最近はミニコンポも高級感とかオシャレ系の傾向のデザインが多いので、こういうテイストの少ないですし。

さて前置きが長くなりましたが、実際PMA-60につないで聴いてみます。 スピーカーがこれなのでどれほど差が出るかと不安でしたが、さすがにKAF-A55と比べるとすごく良いです。 特に中高域が良く、弦の響きに立体感がある聴こえ方をします。アランフェス協奏曲とか聴くと気持ちいい。 いやあ、この20年前のミニコンポのスピーカー、いいアンプ繋げればここまで鳴るんだ。

他と比べない分には意外とスピーカーに潜在能力があったので、 それならもう少し手を入れようとスピーカーケーブルとインシュレーターに手を出すことに。

スピーカーケーブルはスピーカー側端子がプッシュターミナルでどうせあまり太いのも使えないので、LANケーブルをぶった切って使用。 Webで検索して見る限り、LANケーブルのスピーカーケーブル転用、割と定評あるようです。 切り売りのスピーカーケーブルと違ってわざわざ店行って店員さん呼び寄せて切ってもらう必要もないのもいいです。
交換した所、低音含めた解像感がさらにアップ。まあ元が細くて緑錆出てるようなケーブルだったしね。

インシュレーターは最初はオーディオテクニカのお手頃なやつ……と思いましたが、 金色にメーカーロゴとなんか見た目が派手で浮きそうだったので、オーディオ用というわけでもないようですがタカチの黒のアルミインシュレーターに。 これに上面の滑り止め用に0.5mm厚のゴムスペーサーを組み合わせて3点支持。
すると低音の音量が少しアップした代わりに低音の明瞭さが少し失われた感じ。 まあ、ゴムスペーサー入れてるし、ミニコンポのスピーカでインシュレーター入れる事は考えずに音作ってるだろうからこんなもんでしょう。 解像感はスピーカーケーブルで底上げした分があるのと、中高音とのバランスはインシュレーターありの方が良さそうなので採用とします。

しかし、こうしてグレードアップした音を聴くと、確かにオーディオの入口の音がするような気がします。
アイワのCDS-111というミニコンポから始まり、マランツPM453、ソニーCMT-PX5LTD、ケンウッドKAF-A55と来ましたが、 なんというかかつての実家のYAMAHA CA-2000とSONY SS-G7のシステムで聴いたあの音の香りがほんの少しするというか、なるほど一段上に来たなあという感じ。

ただ、発熱は触れなくなる程じゃないけど思ったよりありますね。 というか、フィギュア上に乗せても全然平気なくらい発熱が皆無に等しかったKAF-A55もあれはあれで小型のシステムとして凄かったんだなーと。 配線めんどくさいけどもう一度スピーカー周り手を入れたこの環境で鳴らしてあげてもいいかもしれない。

オーディオは結局納得出来るかどうか

というわけで前回の続き。

まず、アンプはPMA-60に決定。

もともと同価格帯では音の評価が高い上に、 昨今の半導体の供給難からかディスコンや品薄な製品が増える中、 ちょうど再生産がかかったらしく在庫が復活したというのもタイミングが良かった。 在庫が払拭してからの復活で確実に新しいロットが手に入るため、 この機種で多いらしい電源故障のリスクもだいぶ下がるでしょう。

最後のネックが大きさだったんですが、 ちょうど良い高さのディスプレイボードが見つかった事でディスプレイの下に配置可能になったことでクリア。 今使ってるディスプレイ、かなり下まで画面が下げられるので、多少高めの嵩上げしても相殺出来るんですよね。 これによってスピーカーも頭に近い高さにおけるのも良い。

で、これで終わりかというとそうでもなく。
PMA-60、どうやらスピーカーの音については評価が高いものの、 ヘッドホン出力については高インピーダンスのヘッドホンでも鳴らせるけど、 スピーカーの音ほどの良さはないという評価な様子。
スピーカー鳴らす環境のハイレゾ化としては問題ないものの、T3-01を鳴らす上ではどうなんだろうと?
とはいえ、さらに本格的なバランス接続の環境構築をするのはお財布的にしんどいなあ……。 PMA-60はAUX出力ないからZEN CANという選択肢も使えない。

……と思っていた所、家電量販店で見つけてしまったのが、 Olasonic NANO-D1 の展示処分品 正直、古い製品で入出力のスペックの面でそこまで興味のある製品ではなかったのですが、 FiiO K5 Proあたりの在庫切れてる中でHP-A4の半額近い値段ならありかなーと。
登場当時の値段が7万だった事もあり、作りや音は悪くないようですし、デザインも良い。 PMA-60よりかは音は良さそうですし、もしPMA-60とあんまり音が変わらなかったとしても諦めつく値段だなと。

ゲーム機からの音声を入れようとすると入出力インターフェイスが足りませんが、 ヘッドホンがアンバランス接続なら、ゲームをする時は ヘッドホンをPMA-60につなぎ替えることができるのでまあ許容範囲内でしょう。

そんなわけで機材の入れ替えは完了。 音の感想に関してはまた後ほど。

オーディオは入る前から沼

事はT3-01 IM@S-CGの抽選販売に当たった事から始まります。

愛用していたヘッドホンであるSENNHEISER HD429(購入時の価格で6000円くらい)がボロボロになってきた事から、
「自分が使うには高いけど、先着の前回は瞬殺だったしまあ当たらないやろね」
くらいの気持ちで申し込んだら、当たってしまいびっくり。

しかし、当たったのは良いとして次に問題になるのがT3-01を鳴らす環境。

現在はPCからの光SPDIFとゲーム機をつないだHDMIセレクタのAUXを 小型のプリメインアンプのKENWOOD KAF-A55につなぎ、そこからスピーカーとヘッドホンに出力しています。
しかし、KAF-A55はハイレゾに非対応。
自分の耳でハイレゾで鳴らす価値がどこまであるかはともかく、 T3-01 IM@S-CGにはハイレゾ音源も多数ついてくることから、これを機にハイレゾ対応にするのもいいよねと。

とはいえ、いざ調べてみると同様の構成を実現できる小さいサイズで手頃な値段のアンプとなると、 意外と選択肢は多くなさそう。

KENWOODのKAF-A55の系譜といっていいKA-NA9はちょうどこのタイミングで販売終了してしまったため、 Pioneer Stellanova、サイズを若干妥協するとTEAC AI-301DA-SP、DENON PMA-60あたりに限られてきそう。 ヘッドホンを鳴らすことを考えるとPMA-60がこの中では無難そうです。

DAC+アンプという手もありますが、このくらいの小型アンプでそれなりの出力となるとだいたいデジタルアンプ、 ハイレゾのデジタルソースをデジタルアンプで聴くのに間にアナログ入るのはなんだかなあという気もするんですよねぇ。 まあ音質は物次第なの悪くなるとも良くなるとも限らないので気分の問題に近いですが。 あと安い小型DACだとアナログ入力を装備していないものも多いのでお手軽な値段でやろうとすると意外と選択肢が限られます。

となるとDENONのPMA-60あたりを買う方がベストとは言えないまでも外れのない選択な気がする。 しかしPMA-60もまた品薄。

とまあ考えるだけでぐるぐるしてしまい、オーディオはなかなか沼だなあと。 レビュー参考にしようにもレビューも感覚でしかないわけで。

まあT3-01が来るのは5月。もう少し考えるとしますか。

カラーマネージメントの備忘録

最近の環境でディスプレイの色合わせに試行錯誤が必要だったのでその備忘録です。 真面目に書くのが面倒なので、ほんとに備忘録。

わがメインPCのディスプレイは現在3台あります。

EIZO FlexScan SX2262W
EIZO FlexScan L567
WACOM Cintiq pro 13

これらをColorMunki Photoでキャリブレーションして使っています。

・Windows10標準の「フォト」は画像ファイル内のプロファイルには対応しているがモニタプロファイルに対応しておらず、 sRGBモニタとして出力されるため、広帯域モニタでは色がおかしなことになる。edgeも同じ挙動っぽい。

・「Windowsフォトビュアー」なら大丈夫。ただしv4プロファイルには対応しておらずv2でしかまともに動かない。 クリーンインストールしたWindows10では入ってないのでレジストリをいじって復活させる必要がある。 (Windowsストアとかみるとカラーマネージメント対応画像ビュアーらしきものはあるけどまだ試してない)

以下はv2プロファイルで試した結果

firefox 76は完全に動かすにはabout:configでの設定が必要だが動作。 ただし、モニタプロファイルはメインディスプレイのプロファイルを参照する(直接ファイル指定も可能だが1つのみ)ので、 マルチディスプレイ環境ではメインディスプレイのみしか色が正しくならない。

CLIP STUDIO PAINT 1.19.1もメインディスプレイのプロファイルを参照する(こちらはファイル指定等は不可)ので、 Cintiq使う時に困ったことになる。ちなみに環境設定内のRGBプロファイル指定は作成ファイルのデフォルトプロファイル指定で表示上のモニタプロファイルではない。
対処としては、Cintiqをメインディスプレイにする……は弊害が大きいのでCintiqをsRGB設定にして作成ファイルもsRGBにしてカラープロファイルプレビューをOFFで使う。 幸いCintiqのsRGBモードはまだ本体の劣化が少ないこともあってそこそこまともにsRGB。(ちなみにFlexScanはどちらの個体も青が若干出てない)

SIGMA Photo Pro 6.7.3もモニタプロファイルはメインディスプレイのプロファイルを参照。 ただしサムネイル一覧画面はファイルのプロファイルのみの対応でモニタはsRGB出しっぽい

DPPことDigital Photo Professional 4.12.20.3やPainter 2020は問題なさそう。 マルチディスプレイも問題なく切り替わる。

PC更新

久しぶりにPCを組み換え。といってもケースも新調したので主要パーツは電源を流用したくらいのほぼ全取り替えです。

・M/B : B450M MORTAR TITANIUM(microATX)
・CPU : AMD Ryzen 7 2700
・Memory : DDR4-3200 8GBx2
・Strage : Western Digital WD Black NVMe WDS500G2X0C(500GB) + Seagate BarraCuda ST8000DM004(8TB)
・GPU : DUAL-GTX1060-O3G(Geforce 1060 3GB)
・Case : Flactal Design Define mini C
・Keyborad : REALFORCE TKL SA R2TLSA-JP3-BK

最近あまり重い作業あまりしてないのでここまでのスペックがいるかというと微妙なところですが、 元がPhenom X6 1055T(125W版)からの8年ぶりの更新で GPUもGeforce 750Tiから1060(3GB)になっており思った以上にちゃんと体感出来ています。 ただキャプボが認識しなくなってしまったのが予定外。最近はなにがいいんですかねぇ……。

しかし、最近色々なものが古くなっていて更新に頭を悩ませる今日このごろ。

メカフェチ雑記~Luvbook X~

先日、ちょっとした事情でMicrosoftのSurfaceがうちにやってきたのです。proとか2とかつかないやつでオプションのキーカバー付き。
使ってみると確かによく出来ている……んだけどやっぱりWindows10がでないらしいWindows RT、ストアアプリの貧弱さはどうにかならんもんかという。IEとOfficeしか使わないという人ならあまり不満は出なさそうですが。
最終的な評価はもう少し使ってみてからではありますが、まだしばらくはうちのモバイルPCの座はLuvbookが保持しそうです。

さてそのうちのLuvbook X、初代のLB-X200SのCore i5モデル。
残念ながらLuvboox Xシリーズは現在はなくなってしまっていますが、これはいいものだと思うんですよ。
基本はUltrabookでバッテリーも交換できなかったりするわけですが、フットプリント小さめかつキーボードがあまり犠牲にならない11.6型。で、当時の一般的なUltrabookより軽い1kg切りのボディーを実現しているという。もちろんLaVie ZとかVAIO pro 11とか極限まで軽量化を追求した機種に比べると重いわけですがそれらのお値段と比べるとかなり控え目、それでいてカーボンファイバーのボディーは安っぽくないどころか、VAIO 505EXTREME買ったときに5万円の差額に泣く泣くカーボン積層モデルを諦めた身としては感動ものだし、剛性感も損なっていない。

ただ、ひとつだけどうしてもこれはってのがタッチパッド。この機種も当時流行りのタッチパッドの大型化&ボタン一体化に乗っ取っているのですが、これが使いづらい。 特にキーボード打つときに反応してしまってカーソル飛ぶのがとんでもなく使いづらい。一応キー打つときにタッチパッドを無効にするオプションはあるのですが、手を浮かさずにタイピングする私の場合、打鍵よりタッチパッドに掌が触れるほうが早いわけです。結果としてマウスが必須となってしまうと。これは本当に惜しい。

でもまあ頻繁にモバイルPCを買い換える程のお金も使用頻度もない現在、しばらくはがんばってもらわないといけない機材のひとつです。